(2012年加筆:開発当時の内容ですので、低分子ヒアルロン酸の吸収に関しては現在と認識が異なります。)
では本当にニワトリのトサカを食べて、きれいになれるのでしょうか?
答えは、残念がら「ノー」に近いです。
とてつもなく大量のニワトリのトサカを食べれば少しは、
効果がでてくるかも知れませんが、実際はそう甘くはありません。
でも、そのまま食べるのは昔の話。今は違いますので安心してくださいね。
その種明かしをします。
ここで、知ってもらいたい大切な事は、
サプリメントにしろ化粧品にしろ、ヒアルロン酸の成分吸収と分子量の関係です。
簡単にお話しますと、
分子量が大きすぎる成分は、飲んでも吸収が悪い!
もちろん、お肌からの吸収も悪い!
これは、どういうことかといいますと、
ヒアルロン酸という成分は、もともと人間の体内のあっちこっちに
存在していて、皮膚をはじめ、目の中や心臓、関節などにあり、
いろいろな働きをしています。
その場所場所によって少しずつ異なるのですが、
通常100万〜800万という分子量があるんです。
分子量って言われると、なんだかちんぷんかんぷんですが、理科の実験で習った水の分子で考えてみましょうね。
(難しいのは嫌だ〜という人は、星印★まで飛ばしちゃってください^^;)
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あなたは、水の分子ってご存知ですか?
水の分子は、H2Oですね。
原子と言われるH(水素)が2つとO(酸素)の1つで合計3つの原子からなっているんです。
それで、H(水素)の原子量が1、O(酸素)の原子量が16と決まっていますので、水の分子量は、H原子量分が2つ、Oの原子量分が1つで合計18となります。
そうすると、100万〜800万というのは・・・?
ものすごくたくさんの分子の集まりなのです。
分子は目には見えないから、小さいように思われていますが、分子の世界では、800万というのはものすごく大きなもので、この分子量が大きいということは、実はお肌に浸透しにくいだけでなく、飲んでも吸収されにくいのです。
繰り返しになりますが、100万〜800万という分子量を持つヒアルロン酸は、皮膚に対する浸透性が悪く、飲んでも体の中への吸収がとっても悪いのです。
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つまり普通のヒアルロン酸は、驚くことに塗っても飲んでも
ほとんど効果が見られないということです。

世の中に、た〜くさんのヒアルロン酸を成分として含む商品が
販売されていて、あなたを迷わせるものばかりです!
ちょっと意識して、化粧品や飲むヒアルロン酸のサプリメントのパッケージをよ〜く見て下さい。
「ヒアルロン酸」っていうのと「低分子ヒアルロン酸」という二つの表現がされていると思うんですよ。
そうなんです、消化吸収を良くするために考えると理想的な、
「低分子ヒアルロン酸」というものが開発されたんです。
「低分子ヒアルロン酸」とは、
通常の大きな分子のヒアルロン酸では、先ほど説明したとおり
体への吸収が悪いため、そのヒアルロン酸をもっと小さい分子量サイズまで切って、体への吸収率を高めたヒアルロン酸成分なのです。
もちろん、「切る」といってもハサミやカッターでは切れませんので
通常、化学的に薬品を使ったり、熱を加えるような特別な処理で
小さいサイズに分解しています。
そこで、これから商品を選ぶ時は、単に「ヒアルロン酸」という言葉で選ばずに「低分子ヒアルロン酸」と記載されているものを選びましょう!
これを知っておくことで、きれいになるためのヒアルロン酸成分を見抜くことができるはずです。
つまり私も低分子ヒアルロン酸を選びます!
(2012年加筆:吸収されるために低分子ヒアルロン酸である必要はあるのですが、それだけでは吸収される条件にはなりません。3つの新事実 その2を是非ご覧ください。)