(2012年加筆:開発当時の内容ですので、低分子ヒアルロン酸の吸収に関しては現在と認識が異なります。)
では、小さい分子ほどいいのか?
というと、そうではありません。
実はあまり低分子化しすぎると、ヒアルロン酸ではなくなり
ヒアルロン酸の保湿能力も下がってしまうんです。
「えー???」
大きすぎても吸収&浸透しない! 小さくしすぎても潤わない!
でもご安心ください。
低分子化したヒアルロン酸は体の中で吸収されたあと
皮膚の表面のところまできて再合成され
ある程度大きくなり保湿能力が復活すると推測されています。
(2012年加筆:最近の研究で低分子化しただけでは吸収されないことがわかってきています。
3つの新事実 その2を是非ご覧ください)
さて、今度はその分子量数百万のヒアルロン酸を小さくする方法ですが、実はここに、業界的には公にしない大きな問題があります。
通常、天然のヒアルロン酸を取りだす場合、原材料のトサカを
高熱で煮詰めたり、化学薬品を使ってドロドロに溶かして
ニワトリのトサカ組織からヒアルロン酸を取り出します。
その方が、安価で大量に処理できるからです。
しかし、これが問題で、高熱や化学薬品などでヒアルロン酸を
分解処理したりしますと、新鮮さを失ったり、
変性(へんせい)といって分子の形が歪んだりして、
本来もつヒアルロン酸の特性である保湿効果が発揮できなくなったりします!
恐らく、その分解処理後でもヒアルロン酸の保湿効果は
ある程度残っていると思われますが、100%フルパワーで無くなってしまいます。
更に、飲むヒアルロン酸の場合には、
体の中に入るものですので、原料素材だけではなく、
それを加工する際に使用する材料(この場合は化学薬品等)や
分解方法にも十分に安心できる安全性の高い方法が望ましいと考えます。
ちなみに私達の食べた肉や野菜等の食物は、どのように吸収されるかというと、口の中や胃、腸でドロドロの細かい分子に分解されて、腸内から吸収され血管を通って細胞へと到達します。
体の中は高温で煮詰めたりできませんが、36度の体温でドロドロにまで分解できるのは、唾をはじめ、胃や腸にいる「消化酵素」のおかげなのです。
そこで、私は、「酵素法」を使って分解されて抽出された
低分子ヒアルロン酸を使うことにしました。
このような消化酵素を用いると低温でタンパク質を分解し抽出処理することができ、体にも優しく、安心して飲むことができるのです。
結論として私は、化学薬品や熱による分解処理ではなく、安全である酵素による分解処理した低分子ヒアルロン酸を選びます。