低分子ヒアルロン酸は、飲むタイプのほうがお肌の潤いや
弾性力回復におすすめであることをお話しましたので、
飲むタイプ、つまりその錠剤について添加物を考えてみます。
現在はご存知のとおり、食品をはじめ化粧品や健康食品でも添加物を全て表示するようになっていますので、昔みたいに、「指定成分無添加」などどういう意味なのかよくわからないことが無いようになっています。
目的としていない必要ない成分、つまり添加物は、
入っていないのが一番です。
それが一番目的にかなっていますし体に優しいからです。
この必要ないという表現は、「絶対に必要なもの以外はいらない」ということです。
具体的にいいますと、
●色をごまかす
●香りをごまかす
●味をごまかす
●腐らせない
これらを目的とした、添加物は一切必要ありません。
また通常、錠剤にするためには、その主成分の性状によって添加物が大きく変わってきます。
例えば液体であれば、それを固形にするために粉にしみ込ませたり、形を作るための添加物が必要になります。
医薬品や健康食品など、錠剤やカプセル剤等を作る時には、添加物はとても重要な役割をしていて、本当に大切なモノなのです。

写真1)水分を含んだヒアルロン酸 |
特に純粋なヒアルロン酸は、白いわたのような状態で、
さらさらした粉ではありません。さらにほんの少しの水分でも吸収して、透明なジェル状になってしまいます。(写真1を参照)これは、もちろん保湿する能力が高いからです。
100%純粋なヒアルロン酸を固形にすることが技術的にも不可能なので、錠剤化するためには、ヒアルロン酸を他の粉と混ぜて形を作る必要があります。
私は、ヒアルロン酸という主成分の性質上どうしても
形を整える添加物が必要であると判断しました。
しかし、その添加物は天然成分から取られたもので、
一般的にわれわれが口にしているようなものに限ると限定しました。
だから、ヒアルロン酸の入っている錠剤は、無添加ではありません。
しかし、最低限必要な添加物、詳しく言うと形を作るための
天然由来の添加物だけなら、問題ないと判断しました。
これで自分自身の求める
ヒアルロン酸を目指すことができました。
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2012年加筆
余計な添加物を入れないで作る! と口で言うのは簡単なのですが、実際はとても難しいことなんです。みなさんは、例えば料理に合成調味料(添加物のたとえ)を入れないで作るというのと同じように思われるかも知れませんが、これとは全く違う意味合いを持っています。製剤化というのは、例えば料理自体が成り立たなく作れないというような状態になるのです。
製造現場からすると入れないと作れないよ!(怒)
のような感じです。詳しくはまた後述します。 |
(2012年加筆:「森さんそれは無理ですよ」を是非ご覧ください)